【歴史からブランドを読み解く008】 1980年代〜、グローバル展開にブランドを活かす


海外展開における、2つのブランドの活用方法


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1980-2000年代は

多国籍企業が急成長を遂げた時代となりました。

 

この時期、

企業は多様化する市場環境に対応するために、

 

ブランド戦略として

以下の2つを同時に追求する必要がありました。

【1】ローカリゼーション(Localization)

ローカリゼーション
=各国市場の文化や消費者ニーズに適応した、
 ブランド戦略の展開

 

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例)ディズニー

ディズニーは各国の文化や行事に対応した
テーマパーク運営を行い、
地域の特性を活かしたサービスを提供

▶︎東京ディズニーリゾート
  七夕やハロウィンなど、日本特有の
  季節イベントや限定商品を展開

▶︎上海ディズニー
  中国文化を取り入れたショーや料理提供で
  現地の消費者ニーズに対応

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【2】グローバルブランド(Global Branding)

グローバルブランド
=ブランドの一貫性を維持し、
 どの国でも統一された価値観と認知度を提供


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例) ナイキ(Nike)
世界共通のキャッチフレーズ「Just Do It」や
スウッシュロゴを統一的に展開し、
ブランドの一貫性を維持

この一貫したメッセージにより、
スポーツと挑戦という
ブランドの価値観を全世界で共有しています。

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ローカリゼーションと
グローバルブランドの両立は、

多国籍企業が成功するための鍵でした。

 

地域の文化に適応しながらも、

統一されたブランドイメージを保つことで

各国市場での競争力を高めることに
成功しました。

 

この戦略は、現代においても

多国籍企業が直面する課題と可能性を
示しています。